ここではないどこかから

ここどこ。フランス田舎町暮らしの中で想うこと、育児・食べること日常のこと、もっとほんわりした括りの雑感を綴りたい。

在外選挙に間に合わない

当然ながら、ここフランスでは私は選挙権を持たない。日本で突然降って沸いた衆議院選挙。世界中で1票しかない私の投票する権利はできるだけ無駄にしたくない。

しかし不意打ちのこの選挙に、「在外選挙」という方法があると知り、そしてたまたま在外公館のあるリヨンに行く予定があるときだったので、投票する気まんまんでいろいろ調べてみた。

 

外務省: 在外選挙とは

海外に住んでいる人が、外国にいながら国政選挙に投票できる制度を「在外選挙制度」といい、これによる投票を「在外投票」といいます。在外投票ができるのは、日本国籍を持つ18歳以上の有権者で、在外選挙人名簿に登録され、在外選挙人証を持っている人です。

 どうやら投票するには在外選挙人証というものが必要らしい。この手続きをしないと投票ができないのだが、申請から2か月も時間がかかるらしい。今から申請しても投票には全然間に合わない。念のため、リヨンの在外公館に電話して尋ねてみると、やはりダメとのこと。でも、次の選挙のために登録しておくといいですよ。とアドバイスをいただいた。

田舎暮らしのデメリットはこれだ。主要な機関に出向くのに片道2時間はかかる。滞在許可証の更新のための書類を受け取りにこの間行ったばかりだったのにと。すっかり次の選挙のための手続きに行く意欲は失せてしまった。

ちなみに。事情があって、まだ日本にも住民票を残しているので、実家に届く投票用紙を家族の代理などでなんとか活用できないかとも思って調べたけれど、これもまた「郵送等による不在者投票」は病気が障がいを持つ方に限られており、「国外における不在者投票」は、海外に派遣されている協力隊とか自衛隊の人たち限定の制度で使えない。

じゃあ、1-2か月海外旅行している人や出張で海外に出ている人でタイミングが合わない人が必ずいると思うのだが、そういう人たちの投票権は無駄になるということか。この世の中そんな人たちは結構な割合でいるのに、その人たち向けの制度がないのはおかしい。そのほか洋上投票やら南極投票やらあまり一般人には関係ない制度もあった。

投票できないけれど、ニコ生でネット党首討論会などを観てしまう。トンチンカンさを晒してしまう人たち。投票前のとてもよい判断材料になると思う。どうしてこれを地上波でもっと頻回にやらないのか。ニコ生なんて見ているのはある程度ネットををいこなせる世代に限られてしまうのに。やはり、選挙にまつわる世の中の仕組みはおかしい。ちょっとなんとかすればどうにかなることだらけなのに。

でもやはり、次回後悔したくないので、在外選挙人登録手続きしに行こうと思う。私が2時間の片道運転と2か月の待ち時間でなんとかできることなら、なんとかしよう。