ここではないどこかから

ここどこ。フランス田舎町暮らしの中で想うこと、育児・食べること日常のこと、もっとほんわりした括りの雑感を綴りたい。

フランス人マダムの眉間の皺

私がここに居て外国人だなあと感じる時は、話し相手の眉間の皺だ。

25すぎで体得した私のフランス語はやはりアクセントがあるし、きっと逐一ネイティブのフランス人に修正させたらボロボロ。夫は毎回は直さないが、何度も間違えている表現があると、直してくれる。最近、フランス語率が日本語より上回ってきた娘からはよく名詞の女性形と男性形を直される。それでも大抵の意思疎通には不自由していないと思っている。

特に年配の女性(代表的なのは義母なのだけれど)と話すとき、話し始めるや否や、相手の眉間に皺が寄ってくる。私のフランス語は外国人が話すフランス語だという前提で、この日本人のフランス語分かるかしら?みたいな不安が眉間の皺として表れてくるのではないかと解釈している。眉間の皺に悪気は一切ないんだと思う。

その昔、在仏20年くらいの、私からみたらネイティブとなんら遜色のない語学力がある人でも、同じような経験があると言っていた。

おばさんの眉間に皺が寄ってくると、急にプレッシャーを感じて、それまで自然に発せられていた言葉が詰まってくる。話相手の目を見るのが基本スタイルなので、その皺が寄った真摯な眼差しを向けられると、蛇ににらまれたカエルのようにたじろいでしまう。いや、これは悪気のないおばさんの傾向だと自分に言い聞かせて前に進む。

眉間に皺現象は、不思議と同じ世代の人たちや若い人たちと話すときは見られない。若い人たちの方が国際化が進んでいるからだろうか。そういえば、役所や病院の受付のおばさんたちは、だいたい皺が寄ってるなあ。あ、外国人が来た!フランス語話せるのかしら?私英語できないわよ。と構えているんだろう。それとも、おばさんになると皮膚に皺が寄りやすいだけなのか。

昨日、知り合いのマダムの家を訪ねたときに久しぶりに眉間の皺を目の当たりにしたのでこのテーマで書いてみた。彼女は人柄もオープンで親切で、日本にも住んでいたし、外国人に抵抗があるわけでもないのだ。

もし、在仏まもなく同じような経験をして、傷ついている人がいたら、気にしなくていいんだよと教えてあげたい。

 

 

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