ここではないどこかから

ここどこ。フランス田舎町暮らしの中で想うこと、育児・食べること日常のこと、もっとほんわりした括りの雑感を綴りたい。

フランスの田舎で屋外読書フェス

線香花火のように消えそうで消えない夏にしがみついて生きているうちにあっという間に時間が過ぎて行く。

夫が働く森の中の小さな出版社が主催する読書フェスのようなイベントが、地域一帯で一週間開催されていた。「読書フェス」というのは、私の命名だけれど、イベントのタイトルは「木の下で読書」("Les lectures sous l'arbre")で、屋外をメインに朗読やワークショップ、作家との交流を目的とした森の中の散策や食事会などが朝から晩までぎっしりとプログラムが組まれている。予約制のものはどれも満席で、5000人もの参加者があるらしい。しかも今年で26回目だという。近隣の宿はどこも埋まってしまう程だ。各会場はどこも離れていて、各自の車移動が必須となる。詩や文学でこんな田舎に住人の倍近い参加者を動員できるなんて、やはりフランスならではの文化の豊かさなのか。

目玉のプログラムとしては、今年この出版社から出された本が1冊選ばれ、俳優による朗読があるのだが、今年は「ポンヌフの恋人」で有名な俳優ドゥニ・ラヴァンが演じ好評だった。、

また、このフェスに子供向けのワークショップが一つだけあった。4日間かけて、本を製作するというもので、作家が文章を、イラストレーターが絵や装飾を、それぞれ指導し、最終的に製本までを子供達が行うというものだった。これには本が大好きな娘も参加し、同じく文章を書くのが大好きな文学少年少女達と親交を深め楽しいひと時を過ごした。

この知る人ぞ知る、マニアックな読書フェス、私も少し顔を出したのだが、日本人はもちろん私のみで、かなり目立っていたと思われる。いろんな人から日本について、日本の詩人について、はたまた舞台演出家について、などなど話題を振られ、走り回る子供を言い訳に退散するのがやっとだった。もう少し文学や映画などの文化作品について語れるくらいのインプットをしなくては。とりあえず、日本で買ってきた本やkindleに入れた本は持っていないで読むことから始めよう。

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