ここではないどこかから

ここどこ。フランス田舎町暮らしの中で想うこと、育児・食べること日常のこと、もっとほんわりした括りの雑感を綴りたい。

蚤の市と消費欲

 

日本にいた頃の日曜日の過ごし方は外食やショッピングに娘の習い事などだった。夫が土曜日が勤務日だったため、日曜日が唯一家族で過ごせる週末だった。一週間よく働いたことと引き換えに、ショッピングモールで買い物をしたり家族で外食をしたり。

『フランス人は10着しか服を持たない』なんて嘘で、夫のクローゼットにはユニクロやらGAPやら、どこの街にもあるファーストファッションで買った似たような服がギッシリ詰まっていた。

仕事帰りにはコンビニでじゃがりことエビスビールを買って帰り、ブックオフでお宝CDを探し出すのも数少ない楽しみだったらしい。

と、すっかり日本で少額の消費癖がついた夫も(私も)フランスに来てからは、住まいが田舎ということもあり食品以外の買い物はほとんどしていない。コンビニもないから、余計なものは買わなくなった。夜間も日曜日も店が閉まるフランスでは、日曜日のショッピングも叶わない。

かといって、娯楽も少ない田舎では、日曜日にさて何しよう?となる日もある。そこで、私達が通い始めたのが、春から各地で開かれる蚤の市だ。日本でもよくあるフリマに近いイメージで各家庭から出る不用品のセールに、時々プロの骨董品屋や古本屋などが混ざっている。知らない街を散策できて、田舎の規模は大きくなかなか見応えがあり、まだ家財道具が揃いきらない我が家にはもってこいだし、なんといっても消費したい欲を満たしてくれる。

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子供のおもちゃや服、本などは、ほとんど蚤の市で揃い、新品を買う必要がなくなった。昨日はわが町で蚤の市があり、娘はひと昔前に流行ったゴムを編んでブレスレットを作るキットや、電池を入れれば動くと言われた腕時計をしめて1ユーロで買い。息子にはおもちゃを、私はベッドサイドに置くランプを、夫はCDや本をそれぞれ獲得し、消費欲を満たした。

消費したい欲ってなんなのだろう。日本では安い物や安い外食のお店がそこかしこにあり、ATMもたくさんあり、知らないうちにお金が消えていくシステムの中に生きていたと改めて感じる。フランス人は倹約家だというけれど、そうならざるを得ない環境にいるだけだ。日本の消費欲を駆り立てられる社会では、ケチと言われるフランス人だって夫のようにしっかり消費癖を植え付けられてしまう。コンビニやショッピングモールは、恋しくもあるが、私達には抜け出せてよかったシステムかもしれない。

 

 

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