ここではないどこかから

ここどこ。フランス田舎町暮らしの中で想うこと、育児・食べること日常のこと、もっとほんわりした括りの雑感を綴りたい。

田舎暮らし=車社会

田舎の暮らしには車が欠かせない。私は運転は普通にできるほうだが、都市生活の運転範囲などたかが知れている。

こちらに来てから、夫が私も運転できるようにと、入手してくれたプジョーオートマ車が私の足になっている。赤いので家族で、マグロ、と呼んでいる。(ちなみに夫の車は黄緑のビートルなのでワサビ)

この田舎町は、スーパーや町医者など必要最低限のものは手に入りはするが、それ以外は大きな町へ出ていく必要がある。そして標高が高い場所なので、何処へ行くにも峠を越えないといけない。最初は、10分程度離れた隣町から攻略し、徐々に足を延ばして、県庁までの手続きなど60〜70kmくらいは一人で何とか運転できるようになった。

田舎の運転の過酷なところは、峠越えのような細くカーブの多い道を時速90キロくらいで走り抜けなくてはいけないことだ。街中でなければ信号は見たことがない。直線道路ならゆっくり走っても追い越してくれるが、カーブが続くと後方車も追い越しできずに、後ろに車が詰まってくる。こっちは70キロ位でマリオカート並みにハンドルをさばいてるつもりが、後ろに車がくっついてくると、ストレスもマックスである。

今日は、鉄道が走る都市まで、週末スイスへ孫と小旅行に行く義母に娘を引き渡すため、1時間半ほど運転をした。カーブが続く中、後部座席で眠る息子はチャイルドシートごとあちこちに傾き、必須アイテムである外付けナビも滑り落ち、助手席で娘に持ってもらう始末。必死すぎて、ドライブ用に選んだCDの音楽も邪魔になるほど。

無事、娘を義母に引き渡し、帰りのドライブでは、曲がり道を間違えて、牛やロバが放牧された細い山道をまたくねくねと進む羽目となった。やっとナビ様のお陰で見覚えのある道路に戻ったとき、雨が降り始めた。下り坂のカーブが続く道を細心の注意を払って運転していたが、後方車が迫ってくる苦手なシチュエーションになった。なので、なるべく無駄なブレーキを踏まないよう、スピードもいつもより出ていたかもしれない。大きめのカーブに差し掛かったとき、ハンドルを切った途端にスリップし、反対車線へ滑り出た。すぐ何とか持ち直したが、気を落ち着かせるため、マグロを路肩みたいなとこに一時停止した。振り返ると息子がママ大丈夫ー?と不安げに呟いた。対向車線に車がいなかったのが幸いだった。

乾いた道路に雨が降り始めたらスリップする現象があると夫が言っていたのを思い出した。

(ハイドロプレーニング現象というらしい。)

今日のヒヤリハットは教訓でトラウマにしてはいけない。田舎に住んだからには、運転できない〜なんて言ってられない。この先、子供達の送迎に少なくとも15年以上、その後も下手したら40年近く運転しつづけるかもしれないのだから。

やってできないことなんてあんまりないはず。

 

 

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