ここではないどこかから

ここどこ。フランス田舎町暮らしの中で想うこと、育児・食べること日常のこと、もっとほんわりした括りの雑感を綴りたい。

テレビを見て日本的だなと思ったこと

一時帰国で1週間が経過した。これまで日本で生活していても、フルタイム遠距離通勤と育児などなどで分刻みのスケジュールに追われ、なかなか俯瞰で、日本はどんな社会か?なんて問いかける時間がなかった。今回の帰省では両親が住む実家で、はしゃぐ子供たちをなだめたり追いかけ回したりしながらも、のんびり過ごしている。両親、特に父親はほとんどテレビの前で時を過ごし、それはそれでもの哀しいものがあるが、久しぶりに日本的だなあと思う事象に出会うことになる。

豊田議員の暴言を何度もテロップ入りで流すニュース。松居一代の動画を真剣に取り上げるワイドショー。

私は精神保健関連の資格を持っていて、病院や施設で働いた経験があるので、特に松居一代のような人たちは意外とたくさんいることを知っている。精神疾患だから、と片付けてしまったり、病気を面白おかしく取り上げるのは避けるべきだと思う。しかしながら、日本は一般にこうした精神疾患の知識があまりにも浸透していないのだと再認識した。また、こころの病気かもしれないと言う声がネットの此処そこであがっているのに、それについて触れるメディアはない。

精神保健の専門家の方達は、彼女のようなケースを例に、より精神疾患の理解を深められるよう語るべきだと思う。彼ら彼女は、本当に困っていて、訴えが真実かどうかを判断するよりも助けが必要であること。精神疾患は、誰もがかかり得る病気であること。これまで問題なく社会で生活してきた、自分の配偶者や子供や親や友人が、徐々に、または突然、このようなトラブルに陥ることがある。では、周りにそのような人がいたらどうしたらよいかを伝えるべきだ。誰もが他人事ではないはずなのに、触れてはいけないこととしてタブー扱いしている、ように見える。

例えば、統合失調症は、1パーセントの人が罹患し、この割合は時代や地域性にあまり関係がないという話を聞いたことがある。発症しやすい年齢が性別によって違っていた記憶があるが、まさに誰にでもいつでも発症の可能性がある。

以前に、フランスに住む夫の祖母が統合失調症のヘルパーさんの訪問介護を受けていた。少し多弁な人だなという印象を受けたが、彼女が病気をコントロールしながら就労していることはみんな知っていた。病気だからといって、特別視はしない。彼女の特性として受け入れていた。

どの国でも必要な人に必要な助けが届きますように。

 

 

 

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