ここではないどこかから

ここどこ。フランス田舎町暮らしの中で想うこと、育児・食べること日常のこと、もっとほんわりした括りの雑感を綴りたい。

息子の幼稚園入園にフランス少子化克服について考える

この度、めでたく3歳の息子が幼稚園に入園した。フランスでは幼稚園は「保育学校」と呼ばれ、3歳になるとほとんどの子が入学する。義務教育ではないものの、学費は無償。週に4日間、朝8時半~夕方4時半までというのが一般的な時間割らしい。 本来は9月が学校…

クリスマスの嫁業務からのパリ上京のことなど

こちらに移住してきてから、夫の家族と過ごす2回目のクリスマス。結婚前も何度か、また日本に住んでいた時もバカンスでクリスマスには来たことがあるものの、この家族行事に臨むにはちょっとした気合が必要だ。義母はとても気さくな性質だし、普段から嫁姑関…

#子育て政策おかしくないですか 日本の保育園

最近、保育園無償化の動向についてネット上で情報を追いかけている。ハッシュタグ #子育て政策おかしくないですか を追うと多くの子育て世代が声をあげているのがわかる。個人的には、もう日本の保育園に預けなければならない事情もないのだけれど、他人事と…

共通点

フランス語ではこんにちはのご挨拶のときに、英語のHow are you?同様、「元気?(Ca va? サヴァ?)」と聞くのが普通なのだが、日本語では毎日の挨拶でそんな風に相手の調子を気遣うような挨拶はしない。久しぶりに会った相手なら「お元気でしたか?」とか「…

事故の顛末とクリスマスマーケット

スリップ事故から数日。皆さんの励ましのお陰でだいぶ持ち直してきた。(ご心配をおかけした皆様ありがとうございました。もう大丈夫です。)ただ一つ問題が。長く日本に住んでいた私たち家族が車をフランスで持ったのは初めてのこと。フランスではオーナー…

ついにスリップ事故

雪国暮らし2年生を頑張るつもりでいたのだが、昨日ついにやってしまった。車のスリップ事故。私の銀行口座は以前パリで暮らしていた時から持っているもので、ここの田舎に支店がない。そこで銀行の用事は山を越えて30キロほど先の町へ出ていかなければならな…

フランスのトイレない問題

週末は義母と姪甥の合同誕生日会のため夫の実家のあるリヨンへ。せっかく都会へ行くのだからと、いつも街へ繰り出すのだが、ただでさえ人混みの激しい週末にブラックフライデーなる催しがされていて、どの店も足を一歩踏み入れるたびに「やめとこか・・」と…

フランスでリストラ

ひょんなことから10年以上前にパリで働いていた時の同僚とネット上でつながった。SNSなどで繋がっている人たちもいることはいるのだが、そこまでの仲でなければ彼らとの時間は止まったまま。どんな風に歳をとっているのかも、近況も知らない。 私はパリで数…

雪国暮らしの雪辱

ここは雪国だ。日本の東北地方のような豪雪地帯ではないけれど、標高も高く頻繁に雪が降る。今年も11月の初めから雪が降り始め、車のタイヤを冬用に急いで交換してもらった。山の天気は変わりやすいので、晴れ間が見えれば雪はさーっと溶けてなくなることも…

廃校アート体験 ~その2~

近くの廃校でのコンテンポラリーアートの展示の続き。 tkchbn.hatenablog.com こちらの展示会場では、アーティストの女性(おそらく30代後半くらい)が住み込んで随時展示を増殖させたり、配置を変えたりと、何回来ても違った展示になるように工夫がされてい…

廃校アート体験 ~その1~

先日終わった秋休みの間、近所にコンテンポラリーアートの展示があると聞いて訪れてみた。この場所は、かつて名門のインターナショナル中高一貫校があった場所で、今は中国人のアーティストに買われ公園として地域に開かれている、らしい。この高校は、かつ…

秋休み終了でほっと一息

2週間の秋休みが終わり、無事に今日から学校再開。 今朝は初雪。まだ車のタイヤ交換をしていないので、子供たちと歩いて登校した。3歳の息子も普段はなかなか歩かないのに、すたすたと足取りも軽く、保育園についてもイヤイヤをせずにすんなり登園の雪マジッ…

ワークショップで日本語通訳

ある日、息子がお世話になっている保育園の先生から、「今度日本人のクリエーターが来るのだけど、通訳をお願いできない?」と 聞かれた。日本人?クリエーター?がなぜ保育園の先生に?とその時は全く話が見えなかったのだが、よくよく聞くとこういうことだ…

「日の名残り」と「並行世界」

ブームに乗ってカズオ・イシグロの「日の名残り」読了。まず第一に感じたのが翻訳書が苦手な私も読みやすい素晴らしい翻訳。彼の母国語が日本語だったから?語り手である執事が簡潔に理路整然と物事を伝える語り口だから?などと想像してみるが、彼の他の作…

娘の友人お泊まりのモヤモヤ

フランスの学校はだいたい六週間ごとに二週間の休みがある。長い夏休みの後、えっもう?というくらいの早技で秋休み的な物がやってくる。今週末から休みを前倒してパリに行くご両親がいる娘(10歳)の親友を1泊お預かりすることになった。娘も彼女も何度もお互…

私の居場所

ここのところ、月に1回は夫の実家があるリヨンに行っている。リヨンには義姉一家も住んでいて、誰かの誕生日が必ずあるためだ。ここからすると大都会の都市へ車を走らせると2時間くらいで行ける距離なのだけど、土曜日に1泊して日曜の夜に帰るということが多…

アルバニアから来た彼のこと

私が住む町には難民の受入れセンターがある。CADA (Centres d'Accueil de Demandeurs d'Asile) と呼ばれる施設は、NPOのようなアソシエーションが運営していて、資金の一部はおそらく政府から委託を受けているのではないかと思う。ここは、難民申請をした人…

在外選挙に間に合わない

当然ながら、ここフランスでは私は選挙権を持たない。日本で突然降って沸いた衆議院選挙。世界中で1票しかない私の投票する権利はできるだけ無駄にしたくない。 しかし不意打ちのこの選挙に、「在外選挙」という方法があると知り、そしてたまたま在外公館の…

息子のために「ポケモンの神話学」を読んでみた

このテーマでずっとブログを書きたいと思っていたのだが、なかなか上手く書けそうにないので、先延ばしにしてきた。けれど、書かないことには何となくすっきりしないので、見切り発車で書き出してみよう。 3歳の息子がポケモンのアニメを見始めた。親は、ま…

空飛ぶイギリス人

先日、夫の新刊が出版された。これで何冊目となるのだろうか、夫は私と知り合う前には既に本を出していたものの、大当たりするような本はなく、それでも地道に細々と書き続けてきた。彼にとって書くことは正にライフワークで、その時間さえ持てるのなら、ど…

フクロウの歌~10歳娘の創作物語~

以前に小沢健二とSEKAI NO OWARIの新曲CDがはるばる届けられた日の出来事を書いた。 以来、すっかりこの曲の虜となった子供たち。毎晩のようにCDをかけるように急かされ、子供たちは思い思いに歌ったり、体を動かしたりして、フクロウ祭りを繰り広げている。…

フランス人マダムの眉間の皺

私がここに居て外国人だなあと感じる時は、話し相手の眉間の皺だ。 25すぎで体得した私のフランス語はやはりアクセントがあるし、きっと逐一ネイティブのフランス人に修正させたらボロボロ。夫は毎回は直さないが、何度も間違えている表現があると、直してく…

ビズが億劫な件

フランス人の挨拶は握手もしくはほっぺにチュッチュとやる「ビズ」とが2種類あって、誰に教わったわけでもないが、私の経験上、家族親戚間、友人同士、仕事ではないプライベートな関係の相手、初対面でも若者同士ではビズが適切な挨拶である。会った時と別れ…

フランスの田舎にもフクロウが飛んで来た

フクロウと言っても、これは先日発売となった小沢健二の新曲「フクロウの声が聞こえる」のCDの話。新曲が発売されると聞きつけるやすぐに予約注文をしていたCDが、発売日の翌々日にフランスの辺鄙な田舎に届けられる。地球は小さくなったものだ。真っ黄色の…

新しい季節のはじまりはじまり

今日からフランスは新学期。娘は日本の学年より一足早く5年生に。そして来年は中学生のマジック!娘は、生まれた時から3歳みたいな顔立ちをしていて、周りからも大人だねと言われるくらししっかりしていて、(とはいえ、親としてはいろいろ幼い面もしってい…

フランスの田舎で日本食のサステナビリティ問題

ここは田舎なので近くに日本食を扱う店があるわけでも、和食屋どころか中華料理屋もない。週に一度の朝市に隣町からベトナム人のおじさんが売りに来る春巻きだけが、我が家のご飯のお供になる唯一の外食リソースだ。 日本食で育った子供たちは白米が好きだし…

旅行の〆はアヌシーで

ニース→イタリアはトリノで過ごした夏休み最終旅行。帰りは真っ直ぐ帰ってもよし、また何処か一泊してもよし、というノープランな状態で最後の朝を迎えた。 真っ直ぐ帰る?折角だし何処か寄る?の答えのない問いかけ合いを暫し続け、夫のアヌシー行ってみる…

空を飛ぶ夢を巡って イタリア旅

夏休み終了カウントダウン家族旅行はニース3泊を経てイタリアはトリノへ。なぜトリノかといえば、なんとなくでしかない。誰かが行ってよかったと言っていたからかな、という程度で、町に関心があったわけでない。とにかくフランス以外の外国に行きたかった。…

夏休みカウントダウン旅行はニースから

友人に会うためニースへ行き、そのついでに北イタリアを廻ってアルプスを抜けて帰ってきた。夏の間働きづめだった夫がようやく取り付けた一週間の休みに、もともと行く予定だったニースから、車で回れる範囲での旅行を私が勝手に企画したというのが本当のと…

フランスの田舎で屋外読書フェス

線香花火のように消えそうで消えない夏にしがみついて生きているうちにあっという間に時間が過ぎて行く。 夫が働く森の中の小さな出版社が主催する読書フェスのようなイベントが、地域一帯で一週間開催されていた。「読書フェス」というのは、私の命名だけれ…