ここではないどこかから

ここどこ。フランス田舎町暮らしの中で想うこと、育児・食べること日常のこと、もっとほんわりした括りの雑感を綴りたい。

フクロウの歌~10歳娘の創作物語~

以前に小沢健二とSEKAI NO OWARIの新曲CDがはるばる届けられた日の出来事を書いた。 以来、すっかりこの曲の虜となった子供たち。毎晩のようにCDをかけるように急かされ、子供たちは思い思いに歌ったり、体を動かしたりして、フクロウ祭りを繰り広げている。…

フランス人マダムの眉間の皺

私がここに居て外国人だなあと感じる時は、話し相手の眉間の皺だ。 25すぎで体得した私のフランス語はやはりアクセントがあるし、きっと逐一ネイティブのフランス人に修正させたらボロボロ。夫は毎回は直さないが、何度も間違えている表現があると、直してく…

ビズが億劫な件

フランス人の挨拶は握手もしくはほっぺにチュッチュとやる「ビズ」とが2種類あって、誰に教わったわけでもないが、私の経験上、家族親戚間、友人同士、仕事ではないプライベートな関係の相手、初対面でも若者同士ではビズが適切な挨拶である。会った時と別れ…

フランスの田舎にもフクロウが飛んで来た

フクロウと言っても、これは先日発売となった小沢健二の新曲「フクロウの声が聞こえる」のCDの話。新曲が発売されると聞きつけるやすぐに予約注文をしていたCDが、発売日の翌々日にフランスの辺鄙な田舎に届けられる。地球は小さくなったものだ。真っ黄色の…

新しい季節のはじまりはじまり

今日からフランスは新学期。娘は日本の学年より一足早く5年生に。そして来年は中学生のマジック!娘は、生まれた時から3歳みたいな顔立ちをしていて、周りからも大人だねと言われるくらししっかりしていて、(とはいえ、親としてはいろいろ幼い面もしってい…

フランスの田舎で日本食のサステナビリティ問題

ここは田舎なので近くに日本食を扱う店があるわけでも、和食屋どころか中華料理屋もない。週に一度の朝市に隣町からベトナム人のおじさんが売りに来る春巻きだけが、我が家のご飯のお供になる唯一の外食リソースだ。 日本食で育った子供たちは白米が好きだし…

旅行の〆はアヌシーで

ニース→イタリアはトリノで過ごした夏休み最終旅行。帰りは真っ直ぐ帰ってもよし、また何処か一泊してもよし、というノープランな状態で最後の朝を迎えた。 真っ直ぐ帰る?折角だし何処か寄る?の答えのない問いかけ合いを暫し続け、夫のアヌシー行ってみる…

空を飛ぶ夢を巡って イタリア旅

夏休み終了カウントダウン家族旅行はニース3泊を経てイタリアはトリノへ。なぜトリノかといえば、なんとなくでしかない。誰かが行ってよかったと言っていたからかな、という程度で、町に関心があったわけでない。とにかくフランス以外の外国に行きたかった。…

夏休みカウントダウン旅行はニースから

友人に会うためニースへ行き、そのついでに北イタリアを廻ってアルプスを抜けて帰ってきた。夏の間働きづめだった夫がようやく取り付けた一週間の休みに、もともと行く予定だったニースから、車で回れる範囲での旅行を私が勝手に企画したというのが本当のと…

フランスの田舎で屋外読書フェス

線香花火のように消えそうで消えない夏にしがみついて生きているうちにあっという間に時間が過ぎて行く。 夫が働く森の中の小さな出版社が主催する読書フェスのようなイベントが、地域一帯で一週間開催されていた。「読書フェス」というのは、私の命名だけれ…

森の中の出版社のこと

私達の住まいはフランスの臍オーベルニュ地方にあり、更には標高1200メートル山間の村にある。人口は2800人程らしい。この山奥の村はフランスでは珍しいプロテスタントの信者が多く、その昔迫害にあった人達が隠れ暮らしていた場所らしい。そして、そんな隠…

蚤の市と消費欲

日本にいた頃の日曜日の過ごし方は外食やショッピングに娘の習い事などだった。夫が土曜日が勤務日だったため、日曜日が唯一家族で過ごせる週末だった。一週間よく働いたことと引き換えに、ショッピングモールで買い物をしたり家族で外食をしたり。 『フラン…

ひとり映画

さすがフランス、田舎町でも映画館はあちこちにあり、我が町の映画館は我が家のすぐ裏にある。毎夜2本ずつ上映しているのだが、田舎だからといって大衆映画ばかりを流すのではなく、日本なら銀座のミニシアター行きのちょっとマニアックな映画や、子供向け、…

寒い...ここがどこかなんて忘れてしまおう

寒い。最高の夏を満喫していたのに、やはりここの夏は短命だった…。また暑くなる日も来るのだろうが、週の初めは30度くらいあったのに、今日は最高気温が15度しかない。 こちらに来てから時々「ここはどこなんだ?」という感覚があって、そんな不思議な想い…

クックパッドのレシピを信じてはいけない

※2017/9/4追記しました。文末 夏休み中は1日3食の飯炊き母さんをしている。といってもフランスの朝食は火は使わないので2食のみ。 昨日、知り合いの赤ちゃんを1日保育園代わりに預かり、その御礼にと自家産卵と自家製鴨のパテを頂いた。田舎なので飼っている…

カロリーヌの夏休み的な

フランスの夏はとびきりにいい季節だと思う。日が長く、最近の日没は21時近く。湿気がなく、日陰に入れば爽やかな風が吹き、ラベンダーがその辺に香りを漂わせ、アプリコットや桃やらが最高に美味しく、公園の白い砂が目に眩しく、そこでペタンクなんかやっ…

田舎暮らし=車社会

田舎の暮らしには車が欠かせない。私は運転は普通にできるほうだが、都市生活の運転範囲などたかが知れている。 こちらに来てから、夫が私も運転できるようにと、入手してくれたプジョーのオートマ車が私の足になっている。赤いので家族で、マグロ、と呼んで…

ハーフバイリンガル育児 〜3歳息子編〜

以前に7歳離れた娘のバイリンガルに育つまでの道のりについて書いたが、今日は3歳息子編を。 もうすぐ3歳になる息子は、日本に一時帰国してから、急に複雑なシチュエーションも説明できるようになってきた。 tkchbn.hatenablog.com 因みに母と姉とは日本語、…

国際カップル間で共有できないけどできること

※私的な趣味かつオタクな内容です。 昨夜から思い立ってフジロックの動画やツイッターを漁っている。90年代後半、あの頃のアーティスト達がどんぴしゃにラインナップされている。オザケン、コーネリアス、スチャダラ、サニーデーサービス、ずっと心の何処か…

ただいま

3週間半の一時帰国を終え、フランスへ戻った。羽田行きのバス停で見送りに来た母と別れた。バスが発車した時、10歳になったばかりの娘は静かに涙を流していた。もらい泣きした私の顔を見て泣き顔の娘が吹き出して笑った。ママの泣き顔がブサイクとのこと。こ…

また暫く離れる日本の家族へ想うこと

明日にはまたフランスへ戻る。実家に3週間以上も子供たちと世話になり、自分で作る以外の食事をありがたくいただき、時々子供たちをみてもらって外出したり、本当にのんびり過ごさせてもらった。(ちなみに夫はフランスに残って仕事。)親は有難いと心から想う…

日本育ちの娘が感じた逆カルチャーショック

一時帰国もいよいよ終盤。来週にはフランスへ帰る。次回はいつ帰るの?と聞かれ、来年の夏は帰る気がしないので、2年後かな?と適当に答えているが、特に計画があるわけではない。 今回の帰省の主な目的は、小4の娘の体験入学だったが、娘は学校生活よりも毎…

外国人として働くこと

依然、日本へ一時帰国中、滞在をエンジョイしている。 日本帰国で何かと散財してしまい、日本の銀行口座を整理しようと各口座を確認していたら、思っていた以上に残高が寂しくなっている。それが発覚してから、何となく金欠で落ち着かないソワソワした感覚に…

テレビを見て日本的だなと思ったこと

一時帰国で1週間が経過した。これまで日本で生活していても、フルタイム遠距離通勤と育児などなどで分刻みのスケジュールに追われ、なかなか俯瞰で、日本はどんな社会か?なんて問いかける時間がなかった。今回の帰省では両親が住む実家で、はしゃぐ子供たち…

一時帰国で一時保育

先週から一時帰国している。小4の娘は古巣の小学校へ体験入学と称して、1週間だけ受け入れが許された。けれど、1週間だけですよ。来年はありませんよ。と、念を押され、あまり大人の裏事情としてはウェルカムな雰囲気ではなかった。が、表面的には先生も子供…

フランスからの一時帰国にまつわるエトセトラ

この週末から日本に里帰りのため帰国している。我が家はフランスのオーベルニュ地方にあり、TGVが通る最寄りの駅サンテティエンヌまでは車で1時間半。そこからパリへ3時間。パリから空港へという手段を選んだ。よって空港までも約半日。のちに12時間のフライ…

ハーフのバイリンガル育児 〜9歳娘編〜

我が家には、この夏に10歳、3歳になる娘と息子がいる。日仏バイリンガル環境にある子供たちの言葉についての振り返りと考察。言葉の発達はもともと個人差も大きく、周りを見ると男女の差もあるようだ。年齢差や言語によっても千差万別なパターンがあると思う…

帰国まであと3日 と 流動体について

なぜか、どうしてか、昨年末からフランスに住んでいる。フランスに住むのは2度目で、1度日本へ帰国してからは約9年住んでいた。フランス人の夫が帰国と転職に伴い、子供達を連れて人口2千人ほどの小さな田舎町へ移住するに至った。 フランス人の夫と結婚し子…